2021一般審査特別賞

一般審査員審査にご参加いただきました皆様ありがとうございました。

茶葉の到着から11月15日の締め切り日までに届いた
一般審査投票により順位を集計させていただきました。

【有効投票数】
チャレンジ部門 41票/50票
プロダクツ部門 45票/50票

【一般審査員審査結果】
チャレンジ部門1位:釜炒り茶柴本
プロダクツ部門1位:お茶の千代乃園

【一般審査員茶葉の袋No.は両部門表の右に記載しております。】

各茶葉の解説については専門家審査員審査結果発表のページをご確認ください。

 

一般審査に参加された方からお寄せいただいたアンケート
審査が短期間にもかかわらず大変貴重なご意見を頂戴しありがとうございました。
国産紅茶グランプリ事務局として次回以降の参考にさせていただきます。
審査委員長の方からのコメントで質問のお返事に代えさせていただきます。

1 ウンカ芽を使った紅茶が多かったように思いました。
今年の6,7月は全国的にウンカ(チャノミドリヒメヨコバイ)の発生が多く、出品者の中にはこれを好機と紅茶作りをした人も多かったと思います。ウンカの吸汁で一概に良くなるとは限らず、苦渋くなることもあります。ウンカの影響(効果)は発生時期、密度、品種によっても異なり、今の所香味をコントロール出来ません。

2 テイスティングカップ付きとなしと選べるといいのですが。
これについては来年に向けての課題として検討したいと思います。

3 茶葉の状態からもっと短い時間とか、低い温度の方がその茶葉の美味しさを引き出せるはずなのにと思うことがありました。
3g、5分間抽出は一般の審査ではよく用いられるますが、美味しく飲むには紅茶によってはやや濃いかもしれません。優劣を競う審査ではやや濃く出した方が欠点がわかりやすいために一般に用いられています。3g-3分、2.5g-5分などの抽出法も検討してみたいと思います。濃いと感じた場合には適宜お湯を足して審査してみるのも参考になります。また、二煎目は味が円やかになり感じが変わります。最後にミルク(牛乳)を入れると特徴がはっきりすることがあります。参考にして下さい。

4 任意で美味しくないとした理由を書いてもらうようにしたら、出品者の紅茶作りに参考となり、紅茶作りのボトムアップになるのではないでしょうか。
コメントは大変ハードルが高く、審査者にとっては負担となりますが、任意でコメントを書いて頂ければ出品者には大変参考になると思います。今後に向けて検討したいと思います。

5 c-9とc-10は正直なんと言っていいかわからない感想でした。
前者は玉露用品種「ごこう」の紅茶、後者は「べにふうき」で出品者が発酵中の複雑な香気を乾燥工程で出来るだけ飛ばさないようにして作ったためにそのように感じたのかもしれません。

6 量目過多6点、最大0.5g過大、量目過小1点、最小0.4g不足。これでは、正確に評価できない。5%以内の精度にすべき。
事務局から市販の茶袋を出品者に送り、3gを詰めて返送してもらうようにしています。今後このようなことが起こらないように出品者への正確な計量の御願いを徹底していきたいと思います。

7 茶葉の詳細(生産者、生産地の気候、栽培方法、摘採時期、製造方法の特徴、淹れる時間など)を教えてもらえるとうれしいです。
後日入賞茶の概要として出品者、品種名、製茶時期、摘採方法、特徴を記載したもの公表する予定にしています。特徴については紅茶は嗜好品であり、嗜好には個人差がありますので特徴の所で「おいしい」等の評価はしておりません。個人の判断で評価してもらえれば嬉しいです。

8 評価を5段階にしてもらえると審査しやすいかなと思います。
5段階評価をした方がより細やかな評価できそうですが、実際に行ってみると評価が2と3に集中し、1とか5の評価がほとんどなく実際には3段階で評価しているような状況になりました。また、ここでは審査となっていますが、「好き・嫌い・どちらでもない」という嗜好の尺度で行っています。従って紅茶としては良いのだが好きになれない場合には人によっては3(嫌い)になるかもしれません。

9 スプーンを使わなかったことに途中で気がついたのですが、そのままごくごく試飲(審査)し続けました。
複数の人が同時に試飲する場合はスプーンを使いますが、自宅で一人で審査する場合はカップに口を付けて飲むのが一番良く味がわかりる贅沢な試飲の仕方です。

10 一部脱酸素剤が入っているものがあり、公平ではないのではないでしょうか?
これは気がつきませんでした。袋詰めから一般審査まで期間が短いですので脱酸素剤はいれないように徹底していきたいと思います。

11 できれば茶葉が2袋あるとよかったです。
1種類に2袋あると上記で指摘されているような抽出時間を変えて試飲できるのですが、現状では、出品者(入賞者)への負担や事務局の負担、予算面で困難と考えています。

 

一般審査にご参加いただきありがとうございました。

国産紅茶グランプリ事務局

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